第35回 出雲駅伝 選手?監督インタビュー
第35回出雲全日本大学駅伝競走が10月9日、出雲大社から出雲ドームまでの全6区間、45.1kmで行われた。
駒大は1区で区間賞を獲得し流れに乗ると、2区?6区でも区間賞を獲得。全員が区間3位以内の走りを見せ、1度も先頭を譲ることなく、昨年度更新した大会記録を41秒更新する大会新記録で連覇を果たした。インタビューは以下の通り。
◆1区:篠原倖太朗(地3)
ーー1区を任されて自身の役割をどのように思っていたか
「勝負を決めようと思った。今回は結果を求めて勝てたと思うし、そういうレースができた」
ーー2年前に走った嫌な思い出は頭に無かったのか
「嫌な思い出というより払拭しないといけないと考えていたので、それがあるから走れないということは無かった。逆に走らなければと思っていた」
ーースタート前から余裕が見えたが
「自分は繊細で、走れる時と走れない時がわかる。今日は朝起きたときから整っていたので、余裕を感じられた」
ーー今日の1区の顔ぶれを見て
「自分とアイビーリーグを意識してくると思った。周りが自分を見ている分、それを上手く利用できた」
ーーマークされていたのを利用したのか
「自分について来るので、自分が上げればみんな速くなる。振るい落としにかけた。スローで進めばみんなスローになるので、力のない人たちでもついて来れるからこそ、ある程度速いペースで走ろうと考えていた」
ーーそのために風除けをうまく使っていたのか
「そう」
ーーレース前から風は意識していたか
「出雲は風をどう攻略するかがカギになるが、調子がよかったので風はあまり気にならなかった」
ーーラスト1kmで出ようというのはイメージしていたのか
「考えていた。ラスト1kmで逃げると刺されてしまう部分があったため、600mを様子見し、ラスト400mを試走でも見ていたのでそこで出た」
ーー走り終えて自分が決めたという感覚はあったか
「ゴールして振り返ったときに大きな差があったため、いい位置で渡せたという感触があった」
ーースタートの時点からかなり自信を持って走ったということか
「1区に行くと決まった時点で自分が決めようと思っていた。結果その通りになって良かった」
ーー状態はどのくらいまで上がっていたのか
「万全では無いが、負けるという気はしなかった。大体7割ぐらいまでには上がっていた」
ーーユニバーシアードの後から調子が悪いように見えたが
「5月のGGNから調子が悪く、日本の皆さんに迷惑をかけてしまい申し訳なかった。しかしそこから徐々に戻って来て、今という感じ。ユニーバーシアードが終わって完全に走らなくなって、9月から走り始めて調子も9月から上がり始めた。1本も走らないという1つの勇気を持てたのが良かった」
ーーギリギリまでけがをしていたのか
「けがではない。箱根からの連戦だったため、7本くらい走ったが、ラスト2本を逃してしまった。走り過ぎて走れなくなってしまった」
ーー良い時と悪い時の違いはわかるのか
「自分の体のポジションが良く、走る前の整えが少なく、走りたい走りができたから。あとは自分の体に対して繊細だから」
ーー大学駅伝初の区間賞はどうだったか
「本来もう少し早くから取っておかなければいけなかったが、やっと一つ目を取れた。あとニつを今年取り、来年も二つ取れるようにする」
ーーチームとして去年のタイムを超えたことについては
「田澤さんという大きな存在が居なくなっても今回のようにチーム力で今回記録を塗り替えることが出来た。強くなったと実感した」
ーー3人で話し合い、3人を中心に走ろうと決めていたのか
「そう。田澤(廉、23年卒、現?トヨタ自動車)さん1人のいない穴を埋めることは1人では無理なので、3人でそれ以上のものにしようとした」
ーー比べる基準が大学生の域を超えていると思うが
「大学生の選手だけでなく実業団の選手にも負けたくないと思っている。その点意識は高くなったと思う」
ーー駒大の3年生世代の強さを示せたか
「3年生もすごく頑張っている。この走りを元にさらに頑張ってほしい。信じている」
ーー入学時を見るとそこまでタイムがふるっていなかったが、いつから変わったか
「去年の12月。箱根駅伝が終わってから記録会に連れて行っていただいたことが大きい」
ーー駅伝を通じてどんな所が成長したと思うか
「競技面、生活面でも陸上を常に考えられること。そういうところを考えながら出走できていること。また、タイム面でも成長している」
ーー世界の舞台を経験することによって競技者としての目指すべき所は見えてきたか
「少しずつ高い所にはなってきていると思う」
◆2区:佐藤圭汰(経2)
ーー今日のレースを振り返って
「前日の調子は良く15分台は出ると思っていたが、走り始めたら体が重く、叶わなかった。スタートしてすぐは体があまり動かず本調子ではなく、粘りのレースとなった。その中でもせめて15分台で走らないといけないと思っていたが、16分8秒もかかってしまい、実力の無さを感じて悔しかった」
ーー走る前に藤田監督から言われたことは
「『頼むぞ』と言われた」
ーー(アジア大会から)中4日というのは想像以上に厳しいものだったか
「はい」
ーー帰国してからの調整については
「前日までは軽いジョグしかしていなかった」
ーーチームの総合力はどうか
「絶対的なエースは存在しないが、個々の力をレベルアップさせることに注力していた。芽吹さんが夏合宿などの練習を引っ張ってくれて活気が出た。本当にすごいキャプテンで、自分もそういう姿を見て少しでもチームにいい雰囲気をもたらしたいと思った」
ーー全日本にどうつなげるか
「今回の自分は不甲斐ない結果だったが、前回の全日本では区間賞を取っているため、区間新記録を目指して頑張りたい」
ーー昨年度走れなかった箱根についてのイメージはしているか
「走りたいが、何区かは決まっていない。今年走れなかった分、しっかり来年は自分が走って3冠に貢献したい」
ーーこの後の修正について
「しっかり疲労を取る。アジア大会に向けて調整した分距離が掴めていない部分があったので、そういった所を補っていきたい」
ーーこのあと距離が伸びる不安については
「多少あるが、自分よりも距離を踏める選手が駒大にはいる。いけると思う」
ーーアジアで国際大会を経験した今年の夏はどう成長につながったか
「国際大会は日本のレースと違い、外国人選手と勝負するといういい刺激を得られた。飛行機で長時間移動したり、時差?食事の面でも色々な経験が出来た。しかし、結果が残せなかったため、次からは世界の場で結果を残せるように徐々に経験を積んでいきたい」
ーー世界を相手に結果を残せる選手について
「自分は外国人選手にとても怯えていた。結果を残している選手はアップから堂々としていて、信念を感じた。国際大会で結果を残す経験を積んでいかないとレースで勝負できないと思った。調整などが日本(でのレース)より難しく時差の問題などもあるが、自分は世界の舞台で勝負したい気持ちがある」
ーー大学2年から国際大会の場でそういったことを感じたというのは自分にとってどう影響するか
「三浦龍司さん(順大)は大学2年の時点で入賞していた。自分も大学生のうちに記録を残したい。経験出来たから良いということではなく、結果を残すことにフォーカスを当てたい」
◆3区:山川拓馬(営2)
ーー今日の走りについて
「昨年度田澤廉さんが走られていた区間を走るということで、プレッシャーは結構あった。初めての出雲でエース区間ではあったが、任されたからには結果が必要だと思っていたので、日本人トップは良かった。記録だけを見たらエースになるにはまだまだだと改めてて実感した。この反省を次の全日本や箱根につなげていきたい」
ーー今回初めて出雲を走ってみてどうだったか
「エース区間を任されて日本人トップをとることができたのは良かった。記録としては悔しいものがある」
ーー日本人トップだったことについて
「他大学のライバルが多かったが、そこに勝てたのは良かった。次の駅伝はどうなるか分からないので気を引き締めてやっていきたい」
ーーコースに対しての戦略はあったのか
「上り坂あたりが勝負だと思っていた。自分的にはラスト上げたと思ったが、結果が結果なのでもっといけたんじゃないかと思ってしまった」
ーータイムを引き離したことについては
「タイムを引き離すことが出来たのは良かった。前の人たちがかなり離してくれていたので自分も続こうと思った」
ーー2年生でタスキをつないだことについては
「去年から一緒に走ってきて、2年生からもどんどん刺激を与えられたらと思っている」
ーー2年生は底上げの学年と言われているがそこの意識は強いか
「まだまだ底上げをしないといけない学年だと思うので、みんなで刺激しあいながらやっていきたい」
ーー全日本と箱根に向けて
「駅伝は何があるか分からない。もう一度気を引き締めて、まずは全日本に向けてやっていきたい」
◆4区:伊藤蒼唯(政2)
ーー今の率直な気持ちは
「チームとしては優勝でき、大会記録を作れた。個人としては区間3位で自分の力が足りないと感じた」
ーーレース展開はかなりよかったのでは
「攻めるしかないと思い、あとはプラン通りで走れた」
ーー区間について
「区間賞を取れることが一番良かったと思うが、結局区間3位で悔しい。(4区の)区間賞は同着で2人取ったということで、その2人とは自力の差が出たかなという印象を受けた」
ーー区間賞をなぜ取れなかったと思うか
「地力が足りないというのが1番の要因。先頭でタスキを受け取る想定でいた所までは良かったが、残り2kmでペースが落ちてしまった」
ーー初めての出雲はどうだったか
「平坦なコースで自分の得意分野が少ない分、かなり苦しかった。しかし、自分の持っている全力を出し切れた」
ーー去年は走れなかったが
「今年は走るべくして走ったという感覚はあった。区間賞を狙わないといけない場面で区間3位というのは悔しい」
ーーメンバー入りも大変だと思うが
「自分がやるべきことをやればこういった形で(結果が)ついてきた。1日1日の積み重ねだと思う」
ーー地元で友人からの応援もあったと思うが
「前日にオーダーが出たときから連絡を貰えたり、応援して貰ったりした。沿道の応援が多かったため少ししか聞こえなかったが、それだけでも嬉しかった」
ーー地元開催の駅伝に出たいという想いが叶って嬉しいか
「親に見せたいという気持ちが1番だったし、嬉しかった」
ーー今回2年生同士のタスキリレーとなったが
「僕たちの学年は今回3人走り、いい流れに乗りたいと思っていた。学年で学ぶことができてよかった。区間賞でつなぐことができず、それだけ悔しい」
ーー2年生は駒大の中でどういった位置づけか
「底上げの世代として入り、圭汰は世代トップでそのまま突っ走って行った。僕と山川はそこまでタイムを持っていないため、上から引っ張るというよりも下から突き上げてチーム全体を上げていく位置だと思っている。少しずつできるようになってきたと思う」
ーー今回の優勝を受けて
「このレースを取れるか取れないかで今後の目標が大きく変わる。ここで一つ取れたことで、残り二つの駅伝をプラスの方向に持っていけたと思う。総合的に見てもよかった」
ーー今後の目標について
「2年連続3冠を掲げているので、自分のやれることをしっかりとやってチームが目標に近づけるようにしたい」
ーーチームとしては2年連続3冠を狙っていると思うが、どのように戦いたいか
「自分のやるべきことをやって3冠に貢献したい。全日本や箱根では区間賞が取れるように頑張りたい」
◆5区:安原太陽(地4)
ーー今日の調子は
「調子としてはかなりよかった。最後の出雲なので、区間賞を取ることを最低限の目標にして、区間新を出すことを決めていた。気持ちが先にいきすぎて、前半つっこみすぎてしまった」
ーー昨年度と同じ5区であったが、何か対策などをしていたのか
「対策は特に。去年と同じだったので、気持ちが楽だった。その部分でリラックスして走れたと思う」
ーー走りを振り返って
「前半ハイペースで入ってそのまま押せるかなと思ったが、風が変わって向かい風になってしまった。ラスト1kmはあがったが、それまでの4、5kmあたりでペースが落ちてしまった」
ーー2年連続の3冠を目指していて、まずは1冠目を取れたがチームとしてどうか
「出雲が1番難しいかなとチームの中でも話をしていた。優勝という形で終われたのは、チームにとってもいいスタートがきれた。このままの流れで、誰もけがせずに本来走るべき選手が走れば3冠はかたいと思う」
ーー今回、花尾恭輔選手(商4)が走れなかったと思うが、けがの影響か
「けがが長引いて。夏合宿後半は練習できていたが、スタートが遅かったので間に合わなかった。全日本では彼の走りを楽しみにしていてください!」
◆6区:鈴木芽吹(営4)
ーー昨年度と違うものを何か感じていたか
「そういうものは感じなかった。自信をもってスタートラインに立つことはできたので、去年より気楽に走ることができた」
ーーチームがトップでつないできたことについてどう思ったか
「『仮にトップでタスキをもらわなくても戦える範囲であれば、大丈夫』とみんなに伝えてはいたが、それ以上の走りをみんながしてくれたのでカッコつけて言うこともなかった(笑)。本当にみんな頼もしかった」
ーー大会記録を出したことについて
「自分たちの目標を達成するための第一段階に過ぎない。ここから全日本、箱根とどんどん難しくなっていくと思うので、もう一度気を引き締めてやっていきたい」
ーー後ろとの差もあったと思うが区間賞も狙っていたのか
「自分の最大限の走りが出来れば優勝できると思っていた。仮にそれが先頭ではなくても攻めの走りをしようと決めていた。だから先頭とかはあまり関係ない」
ーー2年連続の3冠という偉業を背負う重圧はどう受けとっていたのか
「もちろん2年連続3冠というのは目指しているが、ことしはことしのまた違った3冠を目指している。大きなテーマである『去年の強かったチームを超える』という目標も含めての3冠だと思っているので、2年連続というところにはプレッシャーをあまり感じていない」
ーー藤田監督の初陣であったがどう思ったか
「藤田監督は監督として初めての駅伝で緊張されていたと思うが、走るのは自分たち選手。自分たちがしっかり走れば監督を胴上げできると思っていたので、監督が変わってというのは特にない」
◆藤田敦史監督
ーー監督としての初戦はどうだったか
「子どもたちに感謝というところが1番だし、ここにくるにあたっては大八木という存在に支えていただいたところが大きいので、そこ2つに感謝をしたい」
ーー緊張はしたか
「緊張はした。昨日は一応寝れたが、寝付きが悪かった。自分で走ったほうが楽。それくらいやはり緊張したが、子どもたちが割とあっけらかんと、のびのびとしていたので大丈夫だと思った」
ーー2年連続の3冠は大変なことだと言っていたが、昨年度と比べてどうだったか
「記録の面では気象条件というのが大きい。今回は風がそこまで吹いていなかったが、2時間7分台まで(タイムが出るとは)想定していなかった。それぞれの選手が自分の役割をしっかり果たしてくれた結果なのではないかと思う。非常に強い駒大を見せるレースができた。この後全日本?箱根と続くので引き続き気を引き締めてやっていきたい」
ーー去年と違う点をどのように考えていたか
「芽吹は去年の田澤のような精神的な支柱になろうと、ここまでしっかり1年努力してきた。一方で、支える側の周り選手たちは鈴木だけに負担をかけないようにと自分たちも頑張り、鈴木が少しでも自分に集中できる環境を作るような形でやったのが非常に大きかったと思う。チームとしての結束力が今回のチームは非常に強かったと思う」
ーー鈴木選手は「俺につないでくれれば大丈夫」とミーティングで言ったと聞いたがどのように受け止めたか
「鈴木に関しては、今年継続的に練習をしっかりやれていた。それはキャプテンになってチームを俯瞰する立場になり、同時に自分自身を俯瞰して見られるようになったから。今までは田澤という存在に勝ちたくて背中を追いかけ無我夢中でやってけがをすることがあったが、今は自分の現状の力をしっかり把握した上で、自分自身でストップができるようになった。その意見をもって大八木と話し合いができるようになったことが非常に大きいと思う」
ーーチーム内で(2時間)7分台を出そうということはいつ決めたのか
「(ゴールする)直前。鈴木のラスト3kmでタイムを押したとき、計算すると残り3kmを9分で行っても(ゴールタイムは2時間)8分10秒台だった。7分台が出るんじゃないかと思って、隣にいた大八木総監督に相談すると『LINEするぞ』と返ってきた」
ーーレース前ではなくレース中にタイムを設定したのか
「レース中に計算したときに7分台がでるということで、狙おうということになった。大八木総監督も『7分台をだしたらこの記録は簡単には抜けないぞ。全日本とこの出雲の7分台は簡単には抜けないのではないか』と言っていた。それほど今回はみんなが一生懸命頑張った結果なのかなと思う」
ーー既にあるグループLINEに?7分台が狙える?と送ったのか
「各地点にスタッフや走り終えた選手とかがいたので、声を掛けて7分台いけるようにしようと声をかけた」
ーー2年連続3冠という例は今までないなかで、いいスタートを切れたのではないか
「こればかりは一つひとつなので。今回はたまたまうまくいって出雲を取れたが、全日本と箱根はまた別物のレースになると思う。他の大学もこのまま終わるということはないだろうし、我々もこの6人以外の力のある選手をたくさん残している。全日本?箱根も負けるつもりはない。引き続き今回の出雲のように、勝つつもりで準備していくだけ。」
ーー当日変更で安原太を入れた経緯は
「戦略として。当日発熱ということも考えられるので、一応安原を(補員に)出した。彼はどこでも走れると踏んでいた。安原を(補員に)出して、当日何かがあった場合は安原をそこにはめ、赤星(雄斗、法4)はそのまま走らせるという形を考えていた。そうなると赤星がかわいそうになってしまう部分もあるので、そこは事前に本人と話をした。『チームの戦略上こういう形をとるが、次の全日本に向けてはしっかり戦力として頑張ってほしい』と伝えると、本人も『わかりました』と言ったのでこういう形になった。初めから安原を起用するつもりだった」
ーー1区の篠原に関して
「彼が最高の滑り出しをしてくれたおかげで、後を走る選手たちが非常にのびのびと走ることができた。彼が1区を担った役割はもう十二分に果たしてくれたのではないかと思う」
ーー監督としては篠原に信頼を置くのか
「力が昨年?一昨年と比べたら全然違う。そういった意味では自信を持って1区であればいけるのではないかと。正直言うと調子が上がりきっていなかった部分もあり、不安要素はあった。大八木(弘明総監督)から『1区であれば周りがいる状況で、よーいどんでいけるからいいんじゃないか』というアドバイスをいただき、1区に置いた」
ーー今回の優勝で素晴らしい滑り出しだと思うが、何か課題は見つかったか
「チームとしてこれだけ戦力があるから、今回勝つことができたと思う。やはり下級生の台頭(が課題)。4年生がしっかりしたチームなので今はいいが、箱根が終わり次の世代になったときに戦力が一時的に少し落ちるような形になる。下級生の台頭が、1つテーマになると思う。台頭してくる選手が今季のうちに1人でも2人でも出てきてくれれば、駅伝を経験させた上で次のシーズンに入っていけるので、そういうところが次のテーマになる」
ーー次の全日本に向けて
「出雲も『勝ちに行く』といって準備をしていて、 一つひとつ(を大事にする)ということで今回もきている。この形で次の全日本も勝ちに行くつもりでしっかりとした準備を整えたい。スタートラインに立ったときに『しっかり準備を整えてきたから大丈夫だ』というようにやっていきたい」