卓球部

DATE:2024.09.24卓球部

先学の意地を見せ、格上相手に逆転勝利!

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(撮影?前田琴音)

秋季?1部関東学生卓球リーグ戦が9月23日、代々木第二体育館で開催された。現在3勝2敗で日大、専大と3位タイで迎える第6節。リーグ後半戦、最初の相手は早大。結果、インタビューは以下の通り。

第6節 対早大戦 4-3

【1】日髙智貴(経1) 1-3 濵田(一)

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仲間の勝利を願う日髙(撮影?前田琴音)

第1試合に登場したのは期待のルーキー日髙智貴。初戦から調子を上げ、第1ゲームを先取したが、続く第2ゲームから第4ゲームは相手の攻撃を完全に止めることができず、流れに飲まれた。

【2】岡崎将大(現1) 2-3 濵田(尚)

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期待を背負う岡崎(撮影?前田琴音)

第2試合に出場したのは期待の1年生、岡崎将大。1本勝ち点を取りたい場面。相手のスマッシュに対応できず、ミスが多くなり、第1ゲームを落とす。第2ゲームでは長いラリーと点の取り合いが続くが、均衡を打ち破られ14-16で落とす。第3ゲームも相手の流れに飲まれたが、第4ゲームでは先制点を取り、その流れのままリードし続け1ゲームを返す。ファイナルゲームでは常にリードを許し、ゲームカウント2-3で第2試合も早大の勝利となった。

【3】木村飛翔(商4) 3-0 磯村

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1勝目を勝ち取った木村(撮影?前田琴音)

まずは1勝を収めたい駒大。第3試合に登場したのは、毎試合どんな状況でも変わらない笑顔を見せ、チームを牽引する木村飛翔。春季、早大戦第3試合で対戦し、勝利を収めた磯村との戦い。第1ゲームから第3ゲーム、相手を8、7、3点で抑えた。今大会でも完封勝利。駒大を勇気づける、エースの名に相応しい勝利の可能性を大きく広げるプレーを魅せた。

【4】木村/白山遼(経4) 2-3 濵田(一)/徳田

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駒大を引っ張る4年生カットマンペア(撮影?前田琴音)

続けて流れに乗りたい場面、出場したのは木村飛翔、白山遼のカットマンペア。対するは過去2度対戦し、2回ともセットカウント1-3で負けを喫している濱田(一)?徳田ペア。第1ゲームはスマッシュで攻め続け、カットが決まり得点を重ねる。第2ゲームでは5-4の場面から連続で6点を返され、流れは早大に。第3ゲームは相手のスマッシュに得意の回転をかけて対応する。3-2の場面、5点を追加するが、さらに6点を返され8-8。その後点の取り合いを制し、1ゲームを獲得。その後第4?5ゲームは早いラリーについていけず、焦りと疲れが見え思うように足が動かない試合に。2-3と対濵田(一)、徳田ペアに過去最高の記録を残すが、この試合は相手のものに。

【5】白山 3-0 荒井

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得意のカットで相手を追い込む白山(撮影?前田琴音)

1勝3敗でピンチを迎える第5試合。ダブルスに続き、連続出場の白山遼が戦う。第1ゲームはお互いのミスで点の取り合いが続く。点を重ねるにつれ、精度の上がるカットを使い、攻め続けて先制する。続く第2?3ゲームも着実に点数を取りストレート勝ち。試合規定により途中から並行して行われた第6?7試合を勇気づける、大きな勝ち点となった。

【6】管琉乃介(経2) 3-2 徳田

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今季大活躍の管(撮影?前田琴音)

白山の試合が進む中、同時に行われた第6試合。登場したのは、今大会で"逆転の駒澤"に大きく貢献してきた管琉乃介。交互に点を取り合う試合が続く。途中離されるもデュースに持ち込み、持ち込まれ、第1?2ゲームはお互い1セットずつを取る。第3ゲーム、力強いフォームで素早い球を打ち続け、一瞬で流れを自分のものに、11-5でゲームを勝ち取る。隣のコートでは第7試合が始まった。第4ゲームは前半、点を離されるが徐々に差を縮め、デュースとなる。この場面では逆転を許し、ゲーム数は2-2となる。第5ゲーム、隣のコートでは駒大が勝ち点を取る。この時点で3勝3敗と緊張が走る場面、8-4と大きくリードしたが4連続得点を許し、8-8となる。サーブ前には両校の声援が静まり、会場全体に緊張が走る。その場面で、見事に流れを掴んだ管。9、10、11点目を得点した。

【7】加藤渉(経3) 3-1 櫻井

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流れを掴んだ加藤(撮影?北村蒼惇)

白山が勝利し、コートが空く。隣では管の接戦が見られる。プレッシャーのかかるこの状況下で、第7試合に登場したのは加藤渉。第1ゲームは、加藤のオーバーミスが目立ち、6-11で点を離されゲームを落とす。第2ゲーム、スマッシュで相手を翻弄しミスを誘い出す。さらに相手のスマッシュの力を利用し、逆コーナーに返球して点を重ねる。第6?7試合が同時に行われ、盛り上がる両校スタンド。応援の熱が大きくなる。第2ゲームの流れのまま、完全に加藤自身の流れに持ち込んだ。大声援と緊張に溢れる中、3ゲームを勝ち取る。

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初優勝が見えてきた駒大(撮影?北村蒼惇)

格上に逆転勝利し、さらに躍進する駒大。現在4勝2敗(1位タイ)で24日、埼工大とのリーグ最終戦を迎える!

インタビュー

◆長﨑隆志 監督(43)

――今日の試合を振り返って
「前半負けはしたが、どれも良い試合で次に繋いでくれた。岡崎も0-2から勝つのではという流れを持ってきてくれた。すんなり0-3、0-3と続けばムードも落ちたが負け方も悪くなく、後半へと繋がったのではないか」

――前半戦の反省は活かせたか
「前半の流れは良かった。前半の良い部分はうまく引き継げたのではないかと思う。気持ちが入りすぎると後に反映できない。気持ちに余裕を持ちながら試合に入るというのはどの試合もうまくできたのではないか」

――明日への意気込み
「とにかく変わらず。総力戦になると思うので全員で、このチームでできる最後の試合なので青春して終わりたい」

◆木村飛翔(商4)

――今日の試合を振り返って
「ダブルスを落としてしまった。前半も0-2で回ってきて嫌な流れが続いていた。自分が第3試合でチームを盛り上げられたらと思った。ダブルスは勝っている場面からまくられてしまい、悔しい思いをした。後輩たちに助けられた」

――ダブルスについて
「相手は何回か対戦経験があった。今までのビデオを見返して自分なりにやってきたつもりだった。割と戦えてたのではと思うが、最後は相手の実力が出た」

――シングルスについて
「相手も勢いのある選手だった。自分が崩れないように意識しながら戦った」

――明日への意気込み
「最後のリーグ戦。後輩たちが繋いでくれた試合を楽しみたい。また、他大学次第ではあるが、少しでも良い順位で終われるように頑張りたい」

◆白山遼(経4)

――今日の試合を振り返って
「この1戦は駒大として大事な試合、全員で戦うという気持ちで向かっていった。ダブルスでは負けてしまったがシングルスで勝ち、後半の2人に繋ぐことができた」

――ダブルスを振り返って
「何度も対戦経験があり、1回も勝つことはできなかった。しかしあと一歩のところまで行くことができた。内容としても悪くなかった」

――シングルスを振り返って
「切り替えて、0から向かっていこうという気持ちだった。冷静にいけたところが一番よかったのではないか」

――明日の意気込み
「大事な一戦になる。最後まで全力で、全員で戦っていきたい」

◆管琉乃介(経2)

――今日の試合を振り返って
「第4試合まで1-3で負けてはいたが、逆転の可能性はあると思っていた。みんな誰一人諦めてなかった。応援も声を出し頑張ってくれた。そのおかげで勝てたのではないか」

――白山、加藤の試合と同時進行だったが気持ちの面で何か意識はあったか
「白山さんがいい流れで勝ってくれた。自分も一球一球集中して長くコートにいるのを意識した。その後加藤さんが勝ったので自分が勝つしかない、それだけだった」

――明日の意気込み
「明日勝てば上位進出が見えてくる。今日みたいに上手くいかないと思うが4-3で勝てばいいという気持ちで頑張りたい」

◆加藤渉(経3)

――今日の試合を振り返って
「前半の法大戦の時と同じく、ダブルスが終わった時点で1勝3敗。オーダーを見た感じで第5?6?7試合は全部勝負できると思っていた。白山さんから繋いで良い試合をできた。最初は調子が良くなかったが、途中から巻き返すことができてよかった」

――管と同時に試合に入ったが、何か気持ちの面で意識はあったか
「管の第4セットを見て、プレッシャーもあったが頑張れた」

――明日の意気込み
「最終戦に勝てば優勝の可能性もある。総力戦で頑張っていきたい」

執筆者:北村蒼惇、前田琴音

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