自然豊かな環境に囲まれたキャンパスにおいて、歴史ある教えの伝統、禅の心を継承し、未来へ進化させることを意図して、種月館は計画されました。
それを実現させるためのキーワードとして「光」「居」「紡」「修」をコンセプトに掲げ、軽やかさや開放性、重厚感や品格、先進性といった特徴を備えた施設として整備しています。
自然(光?風?緑)を享受し
「今」を感じる
開放的な設え
日々の学生生活の拠点となる
安心?安全で
居心地の良い場
歴史を紡ぐマテリアルの一体感。
重厚感と
落ち着きを生む設え
新たな教育の場となる
明るく機能的な
空間
禅語の「耕雲種月(こううんしゅげつ)」から採り、「種月館」と命名しました。耕雲とは雲の下で耕すことで、種月は月の照らす中で植えること。あわせて労苦を厭わず耕作して種をまく、つまり、修行に精進することを指します。「耕雲館」(禅文化歴史博物館)に隣り合う新棟に「種月」の名を冠することで、あらためて大学文化としての禅文化を受け止め、大いに学修?研究?業務に励む場としてほしいとの意味を込めています。
「種月館」は、国土交通省の平成26年度(第2回)住宅?建築物省CO2先導事業」に採択されました。これは、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅?建築プロジェクトを国が支援することで、省CO2対策の推進や住居?生産環境の向上などを図ることを目的とする事業です。採択にあたっては、恵まれた環境に位置する特性を活かしたバランスの良い設計計画やICTを活用した設備の最適制御などが評価されました。
日常の省CO2だけでなく災害対応拠点としてBCP(Business Continuity Plan:災害などリスクが発生したときに重要業務が中断しないこと、また、万一事業活動が中断した場合でも、目標復旧時間内に重要な機能を再開させ、業務中断に伴うリスクを最低限にするために、平時から事業継続について戦略的に準備しておく計画)にも寄与します。
禅に基づく理念を表現した空間として、キャンパスライフを彩る快適な日常空間と学修を支える最新施設を備えています。
講義やコミュニケーションの場として学生生活の中心を担う「種月館」の魅力を体感できる360度動画を撮影しました。
「種月館」内の各施設を始めとして、駒沢キャンパスの様子をドローンで撮影しました。