ハワイ島キラウエア火山2018年レイラニ溶岩流
2018年5月3日より、ハワイ島南東部のレイラニ?エステーツ内で地面に亀裂が生じ、溶岩が吹き出した。なお、レイラニ?エステーツは、キラウエアカルデラ内のハレマウマウ火口からは約40km離れている。ハワイ島の火山噴火は、山頂を含む帯状の割れ目噴火地帯(RIFT ZONE)から溶岩が流れ出す。割れ目噴火地帯にはかつての火口が鎖のように連なっており、レイラニ?エステーツ付近にも古い火口がある。
米地質調査所作成の溶岩流地図(USGS,LavaflowMap,2018)。5秒毎の動画GIF画像。割れ目の方向は西南西~東北東。 ①レイラニ?エステーツの住宅地内で割れ目噴火がはじまった。8番火口の溶岩は住宅地を北北東の方向に流れた。 ②レイラニ?エステーツの東方で新たな割れ目噴火が始まり、17番火口の溶岩は東の方向に流れた。 ③18番火口からの溶岩が東南東の方向に流れた。 ④20番?22番火口より大量の溶岩が吹き出し、川のようになって、南の方向に流れた。 ⑤20番?22番火口の溶岩は、南流して合流し、137号線を横切り海に達した(5月21日)。 |