鹿嶋ゼミ アシスタントの進め方
1.そもそも輪読の意義は
1人で本を読むより、何倍も賢くなる。
?レジュメ発表を聞いて、著者の見解を再理解する
?ゼミ生のコメントを聞いて多様な捉え方を知る
?教員からの補足説明がある
?ゼミ生の意見から多様な価値観を知る
?生じた疑問をみんなで出し合い考える
?次の課題を見つけ、自らの問題意識が明確になる
2.アシスタントの役割
さらに学修を深め、その分野を極める
?該当箇所についてより掘り下げた分析を行う
?著者の見解を必ずしもうのみにしない
?新たな視点を得る
?批判的に物事を見られる力を養う
?議論の盛り上がるようなアシスタントテーマを見つける
3.アシスタントのやり方
例示してみるが、これらの組合せや新たな取り組みも大歓迎
議論が盛り上がり、理解が深まるよう、担当者は工夫を凝らす
1)調べるツール
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著者の書いた別の本を読んで紹介する
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同じテーマの別の本を読んで紹介する
- 関係する論文を紹介する
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専門用語事典を調べる:経営学には専門別に各種用語事典がある
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関連する新聞記事を探す:図書館サーチツールを活用し、なるべく複数を取り上げる
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関連する雑誌記事を探す:図書館サーチツールを活用し、なるべく複数を取り上げる
(例、日経ビジネス、週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済、等)
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労働関係のシンクタンクの研究成果を紹介する
2)コツ(順不同)
- 本文で紹介された元調査を当たってみる→調査対象や背景を知る。興味ある他のデータがあるかも。
- 大きすぎるテーマは避ける→話が浮いてしまう。
- 後半の章で深めるべき内容はそちらに回す
- 時間内で終わるような範囲を狙う(発表8分を含め20-25分程度)
- 用語をテキストで紹介されている以上に深掘りする
- WEB検索はあくまで予備調査。そこから原典を辿ることこそがアシスタントの役割。
- 関連する最近のニュースを追う
- 法律上の規程を調べる。各省庁発行のリーフレット
- 法律はe-govから。
- 特定の事例に焦点を当てた新聞や雑誌を深掘りする
- 事例紹介の場合は、単なる転載に終わらせず、予想されるメリット?デメリットも
- どれだけテキストに沿った内容になっているか
- 論点を提起する
4.各種情報源
2024/04/16作成
2025/04/22加筆