公認会計士合格者(会計プロクラス所属)インタビュー
経済学部の会計プロフェッショナルクラスに所属し、公認会計士試験に合格した服部達弥さんへの合格者インタビューです。
このたびは公認会計士試験合格おめでとうございました。最初に公認会計士を目指そうと思ったきっかけをお聞かせください。
駒澤大学に入学するまでは、公認会計士という資格を全く知らず、将来に関して具体的なイメージもありませんでした。1年生のはじめに参加した「会計プロフェッショナルクラス」のガイダンスを通じて、公認会計士の専門性や社会的役割といった魅力を知りました。もともと大学生活の中で何か意義のある資格を取得したいと考えていたため、まずは基礎的な資格である簿記3級から学習をはじめました。その後、簿記2級へと進む中で、会計に関する知識を学ぶ楽しさを実感し、学習をスムーズに進められました。この経験が、さらに難易度の高い公認会計士試験に挑戦するきっかけになりました。
会計プロフェッショナルクラスでは、毎年大学在学中に合格する現役合格生が何人かおりますが、3年生で合格するのは大変なことだと思います。受験勉強をしているときの生活について聞かせていただけますか。
受験勉強期間の前半、大学2年の夏ぐらいまでは、基礎をしっかり固めるためのインプット学習が中心でした。その際、毎日の生活をルーティン化することを意識しました。例えば、曜日ごとに学習計画を固定し、同じ時間に同じ内容を学習するよう習慣づけました。特に、受験予備校の講義がある日には、講義前に必ず自習室で復習を行うようにしました。休日も平日と同じ時間に起床し、規則正しいリズムで勉強を進めることで集中力を維持しやすい環境を整えました。また、大学の学業も計画的に組み込むことで、受験勉強と両立できるよう工夫しました。
大学3年の試験前8月までの後半では、自分の弱点を分析し克服することに重点を置きました。単に長時間勉強をするのではなく、学習の質を意識し、効率的な学習方法を模索しました。公認会計士試験では全科目をバランスよく得点する必要があるため、特に苦手科目には重点的に時間を割きました。
精神的なリフレッシュも大切にし、遊ぶときはしっかり遊ぶようにしました。例えば、受験勉強中でも旅行に行くことがありました。その際も少しずつ学習し、完全に学習を忘れることが無いよう意識しました。このように、学習のメリハリを意識した生活を送ることで、長時間にわたる受験生活を乗り越えられました。
規則正しく計画的に学習することが大事なのですね。服部さんは、大学の成績も優秀だと伺っておりますが、参加された会計プロフェッショナルクラスではどの様なことを学ばれましたか。
会計プロフェッショナルクラスでは、試験勉強だけでは得られない貴重な経験をできました。公認会計士試験に合格するための学習に集中しますと、どうしても視野が狭くなりがちになります。しかし、このクラスでは、試験の域を超えた視点で公認会計士の役割や社会における意義を学べました。例えば、実際に現場で活躍する公認会計士の話を聞いたり、実務に近い課題に取り組んだりすることで試験勉強との相乗効果を生めました。また、同じ目標を持つ仲間と出会い、互いにモチベーションを高め合えた点も大きなメリットでした。知識の共有だけでなく、時には悩みを相談し合ったり励まし合ったりすることで、孤独を感じることなく試験勉強に取り組めました。
大学卒業まで1年以上ありますが、将来どの様なキャリアプランをお考えかお聞かせください。
公認会計士の魅力の一つは、キャリアの選択肢が非常に広く、活動の場が多岐にわたることだと感じています。まずは様々な分野に積極的に挑戦し、自分に最適な分野を見つけたいと考えています。その過程で経験を積み、専門性を磨きながら、最終的には培った知識を生かして人を支え、社会に貢献できる公認会計士を目指します。