学部長挨拶
令和6年度入学生へのメッセージ
令和6年4月8日
経営学部長 中川淳平
ご入学おめでとうございます。経営学部を代表して、皆さんを心より歓迎いたします。
一般的には入学定員管理の厳格化は緩和されたと言われておりますが、本学部につきましては合否判定に慎重を期したつもりです。その理由の一つとしましては、今年度の学部の目標に「本を読む力の向上」を掲げたことにも関連しております。
近年、インターネットから必要な情報を入手しやすくなったこともあり、書店数の減少が顕著となっております。知の拠点である大学が集結する、この東京においても例外ではありません。ネット検索で見つかった記事や動画から、それらしき答えを安直に求めて、他人の考え方の受け売りで済ませてばかりいる人も増えているようです。
本学では一昨年の秋に新しい図書館が開館したばかりです。新入生の皆さんも遠慮せず、積極的に活用してもらいたいと思います。図書館を活用されている先輩方から大いに刺激受けてください。
皆さんのなかには周囲に勧められて経営学部に入学して、まだ経営学分野に興味が持てていない方もいるかもしれませんが、他のジャンルの本でも、著者が自分の考えを読み手に対して論理的に伝えようとする点に変わりはないので、まず興味のある分野から本を読み進めてください。そこから思考の構造を獲得できれば、今まで興味のわかなかったジャンルへの抵抗感は無くなってくるでしょう。
自分自身で思考する習慣を獲得し、物事の判断基準を確立していけば、雑多な情報に惑わされず、次第に意思決定の質が向上していく実感を得られるようになってきます。これから読書を続けていくことで、不確実な将来に対する漠然とした不安感を払拭してほしいと願っております。
令和5年度入学生へのメッセージ
令和5年4月8日
経営学部長 中川淳平
ご入学おめでとうございます。入学定員厳格化、あるいは近年の経営学部人気という二重の狭き門を突破した皆さんを歓迎いたします。
経営学部が人気を得ている大きな理由としては、変化への適応能力を養う学問であるからだと考えられます。ここ3年あまりのコロナ禍にあって、皆さんの日常生活、学校生活は大きな変化を余儀なくされましたが、ビジネスの世界でもオフィスでの集団的な活動からテレワークに置き換わり、ステークホルダー(利害関係者)との対面での交渉ができなくなるなど、働き方が大きく変化しました。既存の習慣にはない、新たな環境のなかで、経営学を学んだ方々の活躍ぶりが高く評価され、大学進学を目指す人たちに経営学部を強く勧められているのではないでしょうか。
新入生の皆さんは経営学部に入学するための対応策を研ぎ澄まし、このキャンパスで学ぶ権利を得たわけではありますが、まだスタートラインに立ったにすぎず、皆さん自身が経営学を学ぶ意欲が持てるかどうかはこれからにかかっています。ようやく活気が戻りつつあるこの東京の地で、オフィス街や商業集積地、あるいは観光地の現場で感じたことをキャンパスに持ち帰り、問題意識を高めて学習に励まれることを願っております。
令和4年度入学生へのメッセージ
新入生の皆さんへ(入学のお祝い)
令和4年4月8日
経営学部長 中村公一
このたびはご入学おめでとうございます。大学では皆さんが期待している勉強ができる環境と機会が揃っています。また、自分で決めることが多くなり、自由ななかでの大学生活になります。自由は何でもできると考えられますが、場合によっては何もできないことにつながる恐れがあります。そのためには、自分の将来像から、現在何を行うべきなのかを考えることが必要です。
重要なことは大学生活で「学費以上の価値を見出せるのか」ということです。これは、知識という勉強面だけではなく、人との関わりや将来のためのさまざまな能力を向上させていくことが求められます。そのためには、自分の世界観を広げる必要があり、多くの経験が必要になります。ただ、一人で抱え込む必要はありません。
最近の企業経営でも他企業の力を借りて競争力を高めるということは多く行われています。皆さんも一人では解決が難しいことや進むべき道が分からくなった時には、教員をはじめとして、周りの人に相談することが良いでしょう。具体的な解決策は分からずとも、解決のための糸口は見つかるかもしれません。
最後に、大学生は自分探しの期間です。いろいろなことに挑戦して新しい世界を見つけて下さい。
令和3年度入学生へのメッセージ
新入生の皆さんへ(入学のお祝い)
令和3年4月1日
経営学部長 中村公一
この4月から経営学部長に就任した中村公一です。駒澤大学経営学部へのご入学おめでとうございます。これからの4年間で今よりもさまざまな面で成長できることを期待しております。
この1年間、私たちの生活はさまざまな制約を受けてきました。例えば、大学に行き、授業を受け、友人たちと会話をするという今までは普通のことができなくなり、多くの学生は不安やストレスを感じた生活を余儀なくされました。ただ、私たちは厳しい環境におかれても何らかの打開策や改善案を導き出すことができます。実際に、オンラインツールを活用して時間の有効利用ができるようになったり、オンライン上でもグループでプレゼンテーションを行えるようになったことなど、新しい方法も手に入れました。
新入生の皆さんも最初は戸惑うことも多いでしょうが、この経験は将来に生きてくるはずです。また、制約された生活のなかでもできることは意外に多くあります。大学での生活は高校までとはかなり自由度が増し、何でもできる環境にあります。ただ、何でもできることは何もしないことにつながる恐れもあります。まずは、4年後になっていたい人物像を考えて、それに向かって着実に動いていきましょう。
これからも学部長としてのメッセージはさまざまな場面で発信していく予定です。本学部に入学したのも何かの縁です。この縁を大事にし、充実した4年間となることを祈念いたします。
令和2年度入学生へのメッセージ
動画撮影時より授業開始日?オリエンテーション日程が変更になっている場合があります。
平成31年度入学生へのメッセージ
「考える力」が知識を創造する
経営学部長 小本 恵照
ご入学おめでとうございます。経営学部では効果的な企業経営について学習します。消費者行動、マーケティング、人材活用、経営戦略などが学習の対象です。こうした対象は、皆さんが消費者やアルバイトとして実際に体験することが多いものです。
経営学部の学習では、身近に接する現実の中に「課題」を発見し、授業でその「解決」を導くための方法を学ぶという姿勢が重要です。ある会社の広告がなぜ効果的なのかといった理由を考えるのが一例です。課題を発見し解決法を導き出すためには、自分の頭で「考える」ことが不可欠です。考える力を養うことで、現代社会が求める知識を創造する人材となることを期待しています。
平成30年度入学生へのメッセージ
The Higher You Go, The Further You See
経営学部長
長 國強
このたびは、経営学部入学まことにおめでとうございます。大変だった受験勉強も終わり、ほっとしていることでしょうが、大学の4年間はこれからの長い人生の土台を創るための一番貴重な期間です。
2014年ソチオリンピック?2018年平昌オリンピック2連覇を達成したフィギュアスケートの羽生結弦選手は、幼い頃から人生設計を描くのが好きでした。「19歳で五輪に出て金メダルを取る」、「23歳で五輪を2連覇する」。すべて、子どもの頃、ノートに記した設計図です。4年間はあっという間です。輝く未来に繋がる?自分へ繋げるために、皆さんも人生で一番何事も自由にできる大学生活を充実させる方法として、将来の設計図をたくさん描き、やりたいことに向かって突っ走ってください。
平成29年度入学生へのメッセージ
千里の道も一歩から ~ 輝ける未来をつくるために
経営学部長
長 國強
経営学部入学本当におめでとうございます。
努力が実り、本当に嬉しく思います。これからの長い人生の土台となる4年間です。
高校生のときとは違って大学生は自主性が求められます。机や本に向かう勉強だけでなく、世の中や人間関係も積極的に学んでください。将来の夢の実現のために、目の前にあることを一歩一歩、手を抜かないで一生懸命取り込んでください。4年後、10年後の自分をつくるのは今の取り込みであることを忘れないように頑張ってください。
4年間はあっという間です。皆さんの一人ひとりが、「駒澤大学経営学部に入学して、本当に良かった!」と実感しつつ卒業されることを祈念いたします。
平成28年度入学生へのメッセージ
大いに学ぶ場、それが「大学」!
経営学部長
兼村 栄哲
新入生の皆さん、入学おめでとう。
駒澤大学の印象はどうですか?皆さんは、ここで4年間を過ごすことになります。現在は、期待に胸がふくらんでいる反面、とまどいや不安も多いことでしょう。ぜひ、さまざまなことに精一杯チャレンジして、充実した大学生活を過ごしてください。
大学は、その名前のとおり、"大いに学ぶ"ところです。経営学を初めとした諸学問、自分の関心のある分野を深く学んでください。そして、自分の知らない世界も数多く見てください。また、多くの人々に出会い、さまざまな考え方を取り入れてください。これらも立派な勉強です。
4年間は、あっという間です。この4年間にできることは、その人の努力次第で決まります。皆さんの眼前には、無限の可能性が広がっています。学生生活が充実したものになることを祈念しています。
平成27年度入学生へのメッセージ
4年後の自分を思い描いて
経営学部長
兼村 栄哲
新入生の皆さん、ようこそ駒澤大学へ!
皆さんのなかには、念願が叶い希望に満ちあふれている方から、不本意に入学された方まで、さまざまな学生がいらっしゃることでしょう。
しかし、スタートラインにおける心持ちがどうであろうと、4年後の自分の姿を具体的に思い描き、できるかぎり早く明確な目標を設定してください。それにより、大学生活は、とても有意義で充実したものとなるはずです。卒業時に4年間を振り返ったとき、満足し自信にあふれ、さらなる未来を思い描いている自分を発見することでしょう。
皆さんの一人ひとりが、「駒澤大学に入学して、本当に良かった!」と実感しつつ卒業されることを祈念いたします。
入学おめでとう!