経営学部では、実務の方をお招きして業界研究を行う「現代マネジメントⅠ」が開講されています。

2024年4月30日に、株式会社菊星の西岡靖裕氏（1987年経営学科卒）をお招きして化粧品業界についてお話しいただきました。

菊星で長年にわたり研究開発を務めた西岡氏。ヘアサロンでのカラーリングの際の地肌をプロテクトするクリーム「サボニーズ」は西岡氏の手掛けたものです。

今回の西岡氏の講義は、丁寧に化粧品業界を分析したものです。しかし、化粧品業界は業界単体で存在しているわけではありません。法規制によって商品の取り扱いが厳しく決められています。さらに、インバウンドの影響や戦争による資源の経路や円安など、最新のニュースが化粧品と密接に関係していることにも触れました。学生からの質問には、「日本化粧品検定などは就活において役に立ちますか？」については、検定は大事だがそれだけで結果に結びつくわけではないこと、「化粧品業界に就職する上で、大学生のうちに個人的にやっておくべきことなどはありますか？」といった質問には、美について自分なりの考え方を持つことが重要だと述べました。結果として、すべての質問に答えきる前に授業時間が終わりました。

学生からは、「化粧品業界も就活の視野に入っている。一つの化粧品会社に複数の会社が商品企画や広告開発などでも関係していたことがわかった。自分なりにもっと詳しく調べてみようと思った」といった感想がありました。また、「美が人々に与える影響や自分がどのように貢献できるのかを私なりに考えてみようと感じた」というコメントも寄せられました。

どうもありがとうございました。

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（H.O.）