資金調達の実際 ~TOKYO創業ステーションTAMA 柏崎氏が講義~
6月29日のベンチャー企業論Aでは、TOKYO創業ステーションTAMAの皆様のご協力で資金調達に関する解説をしていただきました。
まず、大島健一郎氏よりTOKYO創業ステーションTAMAの施設と取り組みについて説明をしていただきました。
続いて、柏崎 裕介氏より資金調達のお話をしていただきました。VCなどのリスクマネーや融資が注目されていますが、今回は補助金の性質も含めてお話しいただきました。実際に起業支援をされている立場から、資金調達についてわかりやすく丁寧に解説してくださいました。イタリアンレストラン、コーヒーショップ、WEB制作代行、それぞれどれぐらいお金が必要なのか、どのようなスケジュール感で計画すべきか、具体的にお話しされました。
リスクマネーへの注目があつまるぶん銀行からの借入や、行政による創業融資、補助金などは見逃されがちです。ベンチャーキャピタルなどの投資家を含め、それぞれの性質やどんなことを重視しているのかについて説明されました。
「資金計画の傾向の差、銀行?行政?投資家ごとの目線の違いが理解できれば解像度が上がる。様々な学びを得ながら世の中に対する解像度を高めていってください」と受講生にメッセージを送りました。
説明の後には、学生からの様々な質問や疑問にお答えいただきました。たとえば、「収支計画の数字を精度高く掴む方法は?」という質問には、売上高の予測との差が大きく発生することを認識し、常に計画を振り返ることが重要であると話されました。
参加者の感想には、「具体的な資金調達のプロセスについてお話を伺う機会があまりなかったので、とても良い機会になった」「将来、事業主として銀行とどう関わるべきかが理解できたのは大きな収穫」といった声がありました。
貴重なお話をいただき、ありがとうございました。
(参考 これまでのご登壇)
事業計画の立て方 ~TOKYO創業ステーションTAMA 柏崎氏が講義~
アイデアからビジネスへ ~TOKYO創業ステーションTAMA 柏崎氏がメンタリング~
(H.O.)