研究室紹介
我々の研究室は「医学物理学」を専門とする研究室です。この医学物理学とは、「物理工学の知識?成果を医学に応用?活用する学問」であり、医学物理学は大きく分けて4つの分野に分かれます。放射線治療物理学と放射線診断物理学、核医学物理学、放射線防護です。我々の研究室では放射線治療物理学を専門として研究活動を行っています。研究室では医学物理分野で活躍する専任教員を中心に、患者さんに還元できる研究成果や放射線医学に貢献できる研究成果を得ています。
我々の研究室では医学物理学の研究を推進するだけでなく、医学物理学の専門家「医学物理士」を育成しています。医学物理士は、放射線を用いた医療が適切に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職です。大学病院やがんセンター等の臨床現場で活躍しています。放射線医学の発展は著しく高度な専門教育を受けた医学物理士がまだまだ不足しています。我々の研究室ではこの問題を解決したく、駒澤大学-VARIAN 放射線治療人材教育センター(「教育?研究環境」をご覧ください)を立ち上げ、最前線で活躍できる医学物理士の人材育成を積極的に行っています。研究室にはがんセンターや大学病院で医学物理士として活躍する専任教員が多く在籍し、その経験を活かした教育に携わっています。
研究室では臨床現場で活躍する医学物理士との交流も積極的に行っています。現場で働く先輩方とのつながりは非常に重要です。特に身近な存在である卒業生から実際の仕事内容や、やりがい、努力していることのほか、学生時代にすべきことや就職活動のポイントなどの話を聞くことで、卒業後の将来像がイメージしやすくなります。学生時代に将来像をイメージし、その実現に取り組んでいくことは大変有意義なことです。また、臨床の現場では自分だけで問題を解決していくことが困難で壁にぶつかることがあります。このような時にも経験豊富な先輩とのつながりが助けてくれることがあります。また、大学院生は他大学の医学物理士養成コースの大学院生との交流の機会も多いです。
我々の研究室では医学に貢献したいという意識の高い学生を求めています。もちろん社会人大学院生も大歓迎です。我々の研究室に興味のある方はお問い合わせからご連絡ください。我々と一緒に一流の医学物理士を目指しましょう。
医療健康科学部 准教授 藤田幸男