陸上競技部

DATE:2025.04.28陸上競技部

落合800m大会新で優勝!伊藤10000m優勝!-2025日本学生陸上競技個人選手権大会

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(撮影:梅川岳飛)

2025日本学生陸上競技個人選手権大会が4月25日から4月27日にかけてレモンガススタジアム平塚(神奈川県)で行われた。駒大からは10000メートル、800メートルに計4名が出場。1日目は10000メートル決勝に伊藤蒼唯(政4)、帰山侑大(現4)、桑田駿介(経2)が出場し、遅いレース展開の中、伊藤がラストスパートをかけ優勝。桑田が7位入賞を果たし、帰山が自己ベストを更新した。2日目の800メートル予選、準決勝、3日目の決勝に落合晃(経1)が挑み、全て1位で通過し大会新記録で優勝する結果となった。
結果と戦評、インタビューは以下の通り。

男子10000m 決勝
1着
伊藤蒼唯(政4)
28分53秒75
7着
桑田駿介(経2)
29分01秒54
10着
帰山侑大(現4)
29分04秒57 ☆自己ベスト
◆男子800m 予選5組
1着
落合晃(経1)
1分49秒09 ※準決勝進出
◆男子800m 準決勝2組
1着
落合晃
1分48秒17 ※決勝進出
◆男子800m 決勝
1着
落合晃
1分45秒88 ※大会新記録

戦評

男子10000m 決勝

伊藤、帰山、桑田の順でスタートし、伊藤は前方に位置取り、帰山と桑田は中腹でレースを進める。1000メートルを超えると桑田がペースを上げ帰山の前に出ると伊藤のすぐ後ろでレースを展開。スローペースなレースの中3人は周回を重ねていき、2000メートル地点で伊藤が先頭を他大の選手と引っ張り合う展開となる。7000メートルを超えたあたりから伊藤が集団を引っ張り始め、残り2000メートルになると伊藤がペースを上げ始めラスト1周でスパートをかけ1着で優勝を果たした。その後桑田もスパートをかけ7位入賞し、帰山が少し遅れるも10着でフィニッシュし自己ベストを更新する結果となった。

男子800m 予選5組

落合は前方に位置取り、レースを進める。前を走る選手に確実に食らいつきラスト1周になると少しずつペースを上げ余裕を持った状態でレースを終え準決勝に進出した。

男子800m 準決勝2組

落合は集団の前方でスタートし、レースを展開する。準決勝では400メートルを超えてから徐々に加速し少し余裕を残した状態で予選よりも早いタイムでフィニッシュし、翌日の決勝へ駒を進めた。

男子800m 決勝

落合は先頭を引っ張る形でスタートし、レースを進める。レース中、他の選手に前を譲らずラスト500メートルから一気にスパートをかけると大会新記録のタイムで優勝を果たした。

インタビュー

◆伊藤蒼唯

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ーー今日の調子は
「ぼちぼちというところで、100%がマックスだとすると80%くらいでやれた」

ーーレースプランは
「先頭にあまり出ずに、ラストを勝ち切るということだけを思ってレースを進めたのでそれができてよかった」

ーーレースを振り返って
「かなりスローペースで最初進んだので、これは確実にラスト勝負になるだろうと想定できたので終始余裕を持って進めることができた」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「『残り700メートルくらいから勝負しよう』と言われていたので、その指示もうまく取り入れて最後勝ち切ることができたのでうれしい」

ーー優勝という形になったが心境は
「ここ最近のレースは勝ち切ることができていなかったので、最後まで勝ち切るレースができたということは日頃の練習が身を結んだひとつの結果だと思う。色んな方に感謝している」

ーー今後の目標
「トラックではベストを狙うのもそうだし、あくまでチームとして目標にしているのは三大駅伝三冠なのでそこに向けて山川(拓馬?営4)を中心に一致団結して向かっていければいいかなと思う

◆桑田駿介

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ーー今日の調子は
「すごいよかった」

ーーレースプランは
「ラスト2週、よければ3週くらいで仕掛けるレースプランで走っていた」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「『レースプランの通りラスト2周、よければ3周で仕掛けていこう』と言われていた」

ーー今後の目標
「5000メートルの日本標準記録の13分38秒を切り、日本選手権に出場すること」

◆帰山侑大

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ーー今日の調子は
「調子がなかなか上がってなくて厳しいかなと思っていたが、周囲がスローペースになってくれたので僕的にはおいしいレース展開だったかなと思う」

ーーレースプランは
「28分30秒を切って上位に入ることを目標にしていたが、レース展開的に厳しくなったため切り替えて順位で勝負だと考えて走った」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「『FISUワールドユニバーシティゲームズの選考が絡んでいたのでそこを意識してやるように』と言われた」

ーー自己ベスト更新だが
「レース展開によってはもっといけたかなと思う」

ーー今後の目標
「次の関東インカレのハーフマラソンに出るつもりなので、優勝目指して頑張りたい」

◆落合晃

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(撮影:宮田瑞希)

ーー今日の調子は
「予選、準決勝といい感じで調子をあげてきていたので決勝もいい形で臨めていたと思う」

ーーレースプランは
「様子を見てだったが、自分がフロントで引っ張っていってラスト勝ち切ることができた。想定していたレースプランで走れた」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「総監督から『螺旋コーナーをしっかり取るように』と言われていた。150メートルくらいまでは後ろについていたが150メートルで引き離すことができたのでよかった」

ーー大会新記録だったが
「1分45秒88が今年行われる世界選手権のタイムだったためそこを目標に置いていた。達成できたことはよかった」

ーー今後の目標
「今年1年はまず世界陸上に出場して、そこで結果を残すことが目標なためそこに1歩近づいたと思う。どんどん調子をあげていき世界陸上で勝負できるようになりたい

執筆者:梅川岳飛

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