ルーキーの飛躍!インカレでの屈辱を晴らす
2024年秋季?1部関東学生卓球リーグ戦が9月11日、港区スポーツセンターで開催された。現在2勝2敗で強豪校との接戦に競り勝ち、流れに乗る駒大。第5戦は今年7月に行われた大阪インカレでリベンジを誓った中大との負けられない1戦。結果、インタビューは以下の通り。
第5節 対中大戦 4-1
【1】岡崎将大(現1)3-0 髙橋
第1試合に登場したのは今季リーグ戦でチームの勝利に貢献してきたルーキー岡崎将大。序盤からドライブやスマッシュなど攻めの姿勢を崩すことなく失点を4点に抑え、第1セットを奪う。第2セットでは相手の強烈なバックドライブに苦戦し5-9へと追い込まれるも粘り強いプレーを魅せデュースへ突入。ラスト、コース取りをしたスマッシュを決め逆転に成功し第2セットも奪う。この流れで第3セットも取り駒澤の流れをよぶ大きな1勝を掴んだ。
【2】木村飛翔(商4)3-1 青山
迎える第2試合は和やかな雰囲気で今季リーグ戦も駒大を引っ張ってきたエース木村飛翔が登場。大阪インカレでも対戦し3-2で勝利を収めた相手との1戦。相手の攻めの球に対しブロックで確実に返球をし守りきることに成功。一気に2セットを先取する。しかし、相手のスマッシュに対してカットで対応するも決めきられ惜しくも第3セットを落とす。第4セットではラリー戦で攻めの姿勢を貫くとセットを奪い返し駒大勝利へのバトンを繋いだ。
【3】日髙智貴(経1) 3-0 谷本
このまま駒大連勝の波に乗りたい第3試合に登場したのは期待のルーキー日髙智貴。試合は初めの3ポイントから連取を決め、速いラリー戦の展開になると相手を苦しめ第1セットを奪う。この勢いのまま第2?第3セットを奪い今季リーグ戦初勝利をストレート勝ちで収めた。日高の初勝利にチーム全員が笑顔を見せチームの結束をさらに強めた。
【4】木村/白山(経4) 0-3 小松/米倉
残り1セットを取りたい第4試合に出場したのはカットマンコンビである木村飛翔、白山遼ペア。大阪インカレでも対戦し2-3で惜しくも敗れた因縁のペアだ。第1セットは相手の攻撃に得意のカットで対応するも相手のミスを誘い出すことができず2-8と点差を離される。その後、木村のスマッシュから白山がプッシュで決めきると一気に流れを掴み4連続で得点を重ねる。しかし、相手の反撃を食い止めることができず第1セットを落とす。第2?第3セットも相手の勢いが落ちることなく相手のペースに飲み込まれリベンジ達成には1歩届かなかった。
【5】白山遼 3-0 前出
再びラスト1セットを取りたい駒大の第5試合にはチームの期待を背負った白山遼がダブルスからの連続出場。序盤から武器であるカットで相手の返球ミスを誘い出し流れを掴み第1?第2セットを先取。第3セットは点を取り合う展開で5-5と接戦になる。ラストはチームの一段と強まる声援が白山の粘り強いプレーを後押しするように6連続得点を決め11-7で勝利を収めた。大阪インカレでの屈辱を晴らす今回の中大戦ではリベンジを果たす駒澤が勝利をつかみとった。
インタビュー
◆長﨑隆志 監督(43)
――中大戦を振り返って
「トップの岡崎の出来が良く、からチームに流れを持ってくることができてよかった」
――前半戦を振り返って
「全体を通して、初戦の日大戦で管が0-2で負けていて、3セット目も2-8くらいで負けていたが、それを逆転して管の試合が勝ったというところから流れが良くなり、日大に勝てたことが全ての流れの起点だと思っている。初戦での勝利が大きかった」
――後半戦までの期間にどんな準備をしていきたいか
「まずはとにかくみんな疲れているので、一旦休んでから日曜日にトレーニングが入っているので、気持ちを落ち着かせるのではなく、そこで後半戦に向けての調子を整えていきたい」
――後半戦に向けての意気込み
「前半の5試合で3勝2敗で上位校と折り返すということがほとんど体験したことがないので、このいい流れを切らさないように欲張って残り2回も勝ちたい。もし勝ち点5となれば駒大史上初となるため、みんなでしっかり準備をしていきたい」
◆奥住祐太 主将
――中大戦を振り返って
「1番の岡崎からしっかり勝っていい流れで木村、日髙と繋ぐことができた。ダブルスは負けてしまったが最後に白山が点数を取ってくれた。春季とインカレで負けていた悔しさもあったため勝ててよかった」
――前半戦を振り返って
「チーム全体の雰囲気の良さもあって7番までまわってもしっかり勝つことができてよかった。後半戦でもいい流れのまま雰囲気良くやっていきたい」
――どんな4年生の姿を残したいか
「去年からも駒澤の良さは雰囲気だったり活気のあるチームだと思う。出ている選手だけでなく出ていない選手が盛りあげて試合しやすい環境を作ってあげることが大事。残りの後半戦まで4年生は雰囲気作りや引っ張り方等今までやってきたことを続けていきたい」
――後半戦に向けての意気込み
「チーム全体でいい流れで勝ってきている。残りの早稲田戦や埼工戦に勝って何位になるか分からないが5勝して終わりたい」
◆白山 遼
――中大戦を振り返って
「ダブルスは相手との対戦が5回目で相手に慣れられていたこともあり3-0での負けとなってしまったが、シングルスが控えていたので気持ちも身体も切り替えて、チームが3-1でリードしていたのでここで絶対締めようという気持ちでシングルスに望んだ」
――前半戦を振り返って
「個人としては悪くなく、シングルスもダブルスもよく戦えたと思う。チームとしても全員で向かっていくという気持ちを1人ひとりが持っていたのでいい気持ちで前半戦を終えることができた」
――どんな4年生の姿を残したいか
「ラスト2戦は大事な2戦なるので、最後しっかり1本とって笑顔で終われるように頑張りたい」
――最後に後半戦にむけての意気込み
「後半戦まであと1週間と少し、心と体をしっかり整えて、ゴミ拾いや部屋の掃除など小さいところの徳を積んでみんなで臨みたい」
◆日髙 智貴
――今季リーグ戦個人初勝利を収めた感想
「全部のオーダー表に書いてもらったが前半の4試合は2回出場し2回とも負けていた。チームは勝ったが1度も貢献ができなかった。どうしても最後に今日は3番というオーダー的にも勝たなきゃいけない試合だったため勝ててよかった」
――前半戦を振り返って
「チームとして春のリーグは1勝しかできていなかったが、今回は最初の1試合目から勝っていい流れでくることができてよかった。残りの2試合もこの流れのままいきたい」
――後半戦に向けての意気込み
「今のいい流れのまま残りの2試合に勝てるように頑張りたい」