陸上競技部

DATE:2024.11.19陸上競技部

出走選手全員自己ベスト!!第37回上尾シティハーフマラソン②

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(撮影:宮田瑞希)

第37回上尾シティハーフマラソンが11月17日、埼玉県上尾市内で行われ、駒大からは9名が出場。2位から4位を独占し、初ハーフを含めると全員が自己ベストとなった。帰山侑大が来年3月に行われるニューヨークハーフシティマラソンの出場権を獲得した。

結果

◆ハーフマラソン 大学生男子の部
順位
名前
タイム
2位
帰山侑大(現3)
1時間1分59秒 ★自己ベスト
3位
村上響(地2)
1時間2分04秒 ★自己ベスト
4位
谷中晴(経1)
1時間2分05秒 ★自己ベスト ※初ハーフ
7位
吉本真啓(経4)
1時間2分30秒 ★自己ベスト
9位
小山翔也(経2)
1時間2分38秒 ★自己ベスト
14位
森重清龍(社3)
1時間2分51秒 ★自己ベスト
16位
安原海晴(商2)
1時間2分55秒 ★自己ベスト
58位
島子公佑(営2)
1時間4分00秒 ★自己ベスト ※初ハーフ
75位
山口真玄(地3)
1時間4分29秒 ★自己ベスト

インタビュー

森重清龍

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(撮影:小松彩乃)

ーー今日の調子は
「普通」

ーーレースプランは
「先頭で行こうと思っていた」

ーーレースを振り返って
「最低限。勝負に絡みたかったが、全然絡めなかった」

ーー全日本のエントリーに入り現地で応援に当たってたと思うが
「走りたかったという気持ちを現地で1番感じた」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「ラストの5キロを粘ること」

ーー箱根に向けて
「出走してチームに貢献したい」

安原海晴

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ーー今日の調子は
「全日本の6区を走ってからずっと疲労が取れておらず、
スタート前から調子は悪かった」

ーーレースプランは
「状態があまり良くなかったので、
最初は集団について走ろうと思っていたが、途中である程度のペースを刻んで走るように変えた」

ーーレースを振り返って
「レースプラン通りに行けば62分30秒以内を狙えたはずだが、
後半以降しんどくなってしまった。プラン通りに走れなかったため、思うような走りができず悔しい」

ーー全日本ぶりの出走だが
「間が2週間ということで、
練習を積むというよりは調整期間だった。うまく調整できなかったのは反省点」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「先頭集団の中でレースを進めないとタイムが出ない
と言われていた。走っている途中で先頭集団が速いなと感じており、思い通りのタイムは出なかった」

ーー箱根に向けて
「ここからあと1ヶ月半で箱根になるので、
残りの期間で疲労を抜いて立て直したい。練習を積み、しっかりとした走りができるようにしていきたいと思う」

島子公佑

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ーー今日の調子は
「連日だったので疲労があった。できる限り調整をして、走ってみないとわからない状態までは仕上げた」

ーーレースプランは
「前でレースしないとと思っていたため、
先頭についてどこまで行けるかを意識していた」

ーー初ハーフだったが

なかなかハーフを走れなかったため、今回やっと走れた。どんなものかと思っていたが、箱根を走るにはハーフの記録が必要なので、いずれやっていかないといけないなと思っていた。上尾はタイムが出ると思っていたが、全然タイムが出ず力不足だった」

ーー全日本振りの出走だが
「スパンも短かったため練習もなく調整だけでレースに臨んだ。
緊張はしたがレース感覚は残っていたため流れで出走した」

ーー監督やコーチから言われたことは
「全体で先頭でいかないとという意味で捉えていた。
全員で前にいき勝負する形だった」

ーー今後の目標は
「この結果は悪かったが、まだ(箱根の出場を)諦めていない。
この後合宿で箱根の調整があり、そこで外さないことによりまだチャンスがあると思うので、そこでアピールしていきたい」

山口真玄

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ーー今日の調子は
「調整段階では調子は悪くなく練習できていたが、
実際走ってみたら序盤に差し込みが来るなど、後半も全然上がらないような形だった」

ーーレースプランは
「スタート位置が後ろだったので、
接触がないようにうまくかわし、先頭についてそのまま先頭集団で後半まで行くつもりだった」

ーーレースを振り返って

「実際練習を調子良くやっていたのに、
いざ走ってみたら64分半というレースに参加できないようなタイムだった。箱根に向けて練習に気持ちを入れてやっていたので、正直なえている」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「総監督から
良い靴を履いていても全然体がダメだったら走れないと言われたので、1から練習をしっかり積んでいきたい」

ーー全日本のエントリーに入り現地でサポートに当たっていたと思
うが
「現地に同部屋の安原海晴の付き添いで行った。また、
現地のコースも村上響と一緒に走り、なおさら走りたくなったのですごく悔しかった。このレースで結果を出そうと思っていただけに悔しさと悲しさがあり、色々複雑な気持ちがある」

ーー箱根に向けて
「箱根まで残り1ヶ月半くらいしかないので、
合宿などで練習だけは継続して行い、少しでも信頼を得て挽回できるようにやっていきたい」

◆藤田敦史監督

ーー今回の全体のレースを振り返って
「今回はほとんど全日本のメンバーやエントリーに入った選手を選んだ。率直に言えば手応えのあるレースをしてくれたと思う」

ーー箱根の選考レースと位置付けられるが今回の出走した選手はそのような位置付けになるのか
「そういうプレッシャーをかけて出していて、全日本、出雲のメンバーに入った選手を含めもう一回選考をすると話をした。レースはおそらく1分台から2分前半のレースになるだろうからそこにしっかり乗り、優勝争いができるかどうかということと最低でも2分30秒前後の記録でまとめて欲しいということを言ってきた。その辺りをほとんどの選手ができていたので良かったと思う」

ーー世田谷と上尾のハーフマラソンが終わったが
「出雲、出雲前の日体大記録会や全日本などである程度の距離は走れると確認はできていたので、いかにハーフで走るかというのが課題だった。今回トップ10にうちの選手が5人入ったことは非常に良く、他大学にしっかりとプレッシャーを与えることができたので良かったと思う。ただ周りを見ると国学院大や青山学院大の選手が出していなかったりということもあり、その選手たちが来たら中々思ったようなレースをさせてくれなかったと思うが、そういった選手達がいない中で『駒澤がこういったレースをした』というのはすごく大きな意味を持つと思う」

ーー直近で2年生の好走が目立つが
「帰山侑大などは全日本を外されて悔しい思いで臨んでいるし、村上響などは逆に全日本を走ったことでそれを自信に変えてここに来ているので、それぞれモチベーションの持っていき方は違うと思う。ただ目指すところは箱根で『自分が駒澤のメンバーとして走りたい』という気持ちを持って上尾を走ったメンバーがほとんどだと思うので、その中で結果を出せた選手は手応えがつかめたと思う」

ーー帰山侑大の大幅な記録更新となったが
「ハーフは走っていなかっただけなので、大幅更新というのは結果的なところだと思う。何より大事なのは優勝争いができたこと。本音を言えば勝って欲しいという気持ちはあったが、そこは今後の課題として、ハーフの距離でかつ後半暑くなったレースでできたことはよかった」

ーー国学大が二冠している状況だが
「実際前回自分たちも二冠をした状態で負けたので、箱根は全く別物と捉えていいと思っている。ただその中でも国学大や青学大は圧倒的な戦力を誇っているので、そこに太刀打ちするためには限られた選手層をどれだけ作り込み、良い10人を作り込めるかが1番のポイントになってくる。また、青学大や国学大が選手層があるといっても本番走れるのは10名だけなので、その10名をうちも作り込めることができれば十分戦えるということをこの上尾でも確認ができたので、そこを目指してやっていければいいと思う」

ーー箱根に向けて
「昨年悔しい思いをしているので、総合優勝は絶対に掲げてやっていきたい。ただ他大学も強いのでその中でどれだけのことがやれるか。去年よりもフレッシュな気持ちで望めるのが今回の箱根だと思うので、個人的には今年の箱根の方がおもしろいかなと思っている」

執筆者:梅川岳飛、野口友花

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