「生理を理解しようとするセミナー?生理痛VR体験会」を開催しました
11月11日(月)に駒沢キャンパス種月館にて、経済産業省 令和6年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」採択事業として、在学生?教職員を対象とした「生理を理解しようとするセミナー?生理痛VR体験会」を開催しました。
本学の学校医である 松本 純子 医師が、データや調査結果を用いて、月経周期、ホルモン変化、病気、対処方法、機会損失、社会状況などについて医療従事者の視点から詳しく説明しました。
また、大阪ヒートクール株式会社の協力を得て、金田 理沙 氏による指導のもと、生理痛VR体験デバイス「ピリオノイド」を使用した体験会も実施され、学生や教職員54人が生理痛を擬似体験しました。また、会場には、経済産業省 令和6年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の担当者の訪問がありました。
本学は2021年度から生理用品の支援を継続しており、企業の協力を得て生理用ナプキンの無料配布や、学内トイレへの無料ディスペンサー「OiTr(オイテル)」の設置を行ってきました。
これらの支援を通じて、経済的困窮だけでなく「周囲からの無理解」といった課題解決にも取り組んでいます。2023年度からは生理に関するセミナーを継続的に開催し、今年は7月にPMS(月経前症候群)に特化したセミナーを実施しました。今回のセミナーはその続編です。
イベントは満員となり、家族やパートナー、同性?異性の理解や、働く女性が能力を最大限発揮する事のできる職場環境づくりのためなど、生理について意欲的に理解する姿が多く見られました。性差や個人差に関わらず、ジェンダー平等の実現を目指す前向きな機会となりました。
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