文学部歴史学科 大城 道則 教授が東京大学総合研究博物館/東京大学地震研究所主催『ミュオグラフィ――21世紀の透視図法』(12/5-2/21)でピラミッドブースを担当
12月5日(土)から2月21日(日)にかけて、東京駅そばのKITTE(キッテ)で開催される特別展示『ミュオグラフィ――21世紀の透視図法』で、本学文学部歴史学科の 大城 道則 教授が「ピラミッド」をテーマとするブースを受け持ちます。
本展覧会は、日本?イタリア国交150周年記念事業として、東京大学総合研究博物館と東京大学地震研究所が主催するもので、本学も後援しています。
概要
期間 |
2015年12月5日(土) ~ 2016年2月21日(日) 入館無料 |
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場所 | 東京大学総合研究博物館インターメディアテク 〒100-7003 千代田区丸の内2-7-2 JP Tower 2F ※アクセスの詳細はこちらをご覧ください。 |
時間 | 11:00~18:00(木?金は20:00まで/入館は閉館時間の30分前まで) ※休館は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日 ※上記時間は変更する場合がありますので、こちらもご覧ください。 |
主催 | 東京大学総合研究博物館+東京大学地震研究所 |
共催 | イタリア国立原子核物理学研究所、イタリア国立地球物理学火山学研究所 |
後援 | 在日イタリア大使館、駐日ハンガリー共和国大使館、駒澤大学、新日鐵住金株式会社 |
特別展示『ミュオグラフィ――21世紀の透視図法』
エックス線撮影は、20世紀の医療分野に革命をもたらしました。体の中を外から透視することを可能にしたこの驚くべき発明は、19世紀末にレントゲンによって成し遂げられました。彼はこの功績で第1回ノーベル物理学賞を受賞しています。
これと似たことが、いま生じているかもしれません。2007年に東京大学地震研究所の田中宏幸は、火山全体を透視することに成功したと発表しました。エックス線撮影のように火山全体の透視撮像を行い、マグマの位置やマグマの通り道を示したのです。これは火山学100年来の悲願ともいえる衝撃的な成果でした。
火山やビルのような大きなものは、エックス線では透視することができません。田中宏幸の新技術は、宇宙から飛んでくる宇宙線がつくる素粒子(ミューオン)を利用するという斬新なもので、ミュオグラフィと名付けられました。このブレイクスルーは世界中の注目を集め、原子炉や溶鉱炉の透視やピラミッドの調査など、急速に応用範囲が広がっています。将来は宇宙探査にも使われるのでしょう。
本展覧会では、この東大発の新技術をより広く一般の方々に向けて発信するために、最新のミュオグラフィ装置やイタリアで開発された世界初の火山観測用地震計等の展示物等を公開し、その原理や意義、未来における応用について取り上げます。ミュオグラフィは、火山学発祥の国でかつこの技術の共同研究が進むイタリアで大変な注目を集めていることもあり、本展覧会は、日本?イタリア国交150周年記念事業となっています。
(インターメディアテク ホームページより)