駒澤大学開校130周年記念棟「種月館」建設工事について
平成27年5月、体育館?パオの解体工事から始まった本事業は、平成27年11月に地鎮式、平成29年3月に上棟式を執り行い、平成29年12月20日の第1期工事(高層棟)竣工に向けて、建設工事の終盤に差し掛かっています。工事期間中、キャンパス内の工事区画?工事車両の通行?騒音等で学生生活に多大なご迷惑をおかけしていますが、多くの方々のご協力により、これまで特段の事故もなく、順調に事業が進んでいます。
本事業は、駒沢キャンパス全体再整備の第一歩として、キャンパスの中央に、新たに教室や食堂、情報グループ学習室といった学生活動の場を建設する計画であり、機能的かつ災害対応拠点となる安心?安全な免震構造の建物として、また地域環境や省CO2に配慮したスマートビルとして様々な施策を盛り込んでいます。国交省の主催する「住宅?建築物省CO2先導事業」にも採択されました。
内装については、歴史を紡ぐマテリアルの一体感、重厚感とともに落ち着きのある歴史軸、日々の学生生活の拠点となる居心地の良い場となる自然軸が交差する建物として、全体のデザインコンセプトを基に計画しました。新規購入する什器とも調和するよう、考慮しています。また、利用する施設の位置等がわかりやすいように建物内のサイン計画を策定しています。
12月第1期工事竣工後、建物供用開始のための準備に入ります。12月下旬より、総合情報センターの移転、教場AV機器設置工事、PC教場システム設置工事、什器搬入等の作業を行い、平成30年3月には落慶式を執り行う予定です。4月から供用開始となります。
引き続き平成30年2月より、第2期工事として9号館解体工事に入ります。9号館解体の後、低層棟(テラス棟)の建設工事に着手し、高層棟との連絡橋設置?外構工事を進めてまいります。第1期工事竣工後も、正門からの動線に対する歩車道分離、9号館周辺の工事区画設置等を引き続き実施いたします。今後とも工事に対するご理解ご協力をお願いいたします。
※完成予定図