法学部の内海麻利教授の著書が自治体学会賞を受賞しました
Date:2022.10.31
研究?授業
総務部広報課
9月19日(月)、法学部の 内海 麻利 教授が自治体学会賞(研究論文賞)を受賞しました。都市計画学会賞(6月6日)に次いで2度目の受賞です。この賞は、地域や自治体の活動に関する研究として顕著な貢献が認められる、近年発表された自治体学会会員による著作または研究論文に与えられます。
対象となった業績(著書)と受賞理由は次の通りです。
■著書:『決定の正当化技術-日仏都市計画における参加形態と基底価値』2021年、法律文化社
■受賞理由:(自治体学会ホームページ「第12回自治体学会賞の選考過程について.pdf」抜粋)
本授賞論文は、行政学や政治学と都市計画学にまたがる学術研究、かつ日仏の比較研究であり、さらに中央政府による計画制度の立法過程と地方政府による具体の計画策定手続きの執行段階の両方に関する比較研究でもある。それぞれの分野の研究の背景や研究の作法をおさえながら、同時に単一の学問領域にとどまっていては見えなくなる常識の壁を乗り越える新しい分野を切り拓く貴重な著作である。また、本授賞論文は、異なる研究領域を架橋する稀有な業績であり、政府による決定の正当化技術の類型を導き出し、さらにその背後にある基底的な価値観の相違を考察するに至る研究成果として高く評価できる。よって、ここに自治体学会研究論文賞を贈るものである。