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学びのDX

「新たな授業形態」への対応

2020年度は、学生の健康と安全を第一に考え、安心して授業を受けることができるよう、各人の知恵を結集して、試行錯誤しながらも、オンライン授業をはじめとする、ICT を活用した諸活動の歩みを始めました。
本学では、コロナ前からLMS(Learning management system:学習支援システム)を利用した授業運営を取り入れていましたが、コロナ禍でのオンライン授業運営を機に、その活用がさらに進みました。授業に関連したお知らせ配信や出席情報の記録、課題やレポートの提出、小テスト、授業資料の提示、教員とのコミュニケーション、授業評価アンケートへの回答など、現在ではLMSはすべての授業の中で広く利用されています。2023年度からは複数あったLMSを統合することにより、より学生が利用しやすい環境整備を進めます。

2021年度からは、従来のキャンパスライフを取り戻すことを念頭に、対面形式を原則として授業を実施しておりますが、同時に、ほぼ全ての教場にオンライン授業配信用のWebカメラ設備を設置しました。これは、感染状況が変化した場合に備えるための措置であるとともに、対面?オンラインのハイブリッド型授業等、新たな授業形態への対応を見込んでの設備整備です。

(参考:『大学案内2023 SCOPE』-ハイブリッド授業のすべて(32?33頁))

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(対面?オンラインのハイブリッド型授業の様子)
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(教場に設置したWebカメラ)

「令和4(2022)年度の授業実施方針について」でもお示ししているとおり、本学は、学生と教員、あるいは学生と学生が直接会うことで生まれる価値を重視しています。

一方で、「多様なメディアを高度に利用する」授業においては、同時双方向型、あるいはオンデマンド型によるオンライン授業が、一定の教育効果を生むことも考えられます。時間や場所に縛られにくく、学生個々人のペースで学修しやすいという点や、繰り返し学修できるという点などもメリットとして挙げられます。また、日本各地の様々な現場で働く実務家や、時には海外の大学で学ぶ学生にゲスト参加してもらうなど、オンライン授業の可能性は、さらなる広がりを感じさせます。
また、今後5年程度を目途に、BYOD(Bring Your Own Device)を全学的に推進し、いつでも、学内のどこでも自分自身のデジタルデバイスを利用した学修?大学生活ができるようなキャンパスを作っていきます。デジタル社会に対応したキャンパスライフを実現すると共に、デジタルデバイスを自分自身で管理?利用するスキルを身につけることもデジタル時代に必要となる素養の1つです。

このように本学では、対面による授業を原則とし、学生?教職員とのリアルコミュニケーションの場を重視しながらも、そのリアルの世界をさらに豊かにするための取り組みの一つとして、学びのDXを一層推進していきます。

Google Workspace、Microsoft Officeの活用

コロナ下の年月を経て、学生のキャンパス内の過ごし方も大きく変わりました。キャンパス内の各所で、自身の持つノートPC等のデバイスを開き、感染対策に留意しながらも、複数人で主体的な学修活動に勤しんでいる光景は今や日常のものとなりました。もちろん、キャンパス内のほぼ全ての場所で、Wi-Fiが使用できます。
学生生活、さらには卒業後においても、デジタルスキルは必須となります。
本学の学生として在籍している間は、「Google Workspace」や「Microsoft office」の各種機能を無料で使用できますので、効果的に利用しながら、デジタルスキルを高めてください。
なお、駒沢キャンパスの種月館(3号館)には「PAO(パオ)」と呼ばれる情報グループ学習室があります。PAOは、学生が自由に利用できるエリアとプレゼンテーションやセミナーに最適な予約制のエリアで構成されており、グループ単位で情報の共有や新しい知識を創造するための学習空間です。調査?研究?プレゼンテーションやその準備等に利用できます。ディスプレイ?プロジェクター?ホワイトボード?学内印刷システム用プリンタ?コピー機の利用やノートPCの室内貸出もあり、コンセントを多く設置しているため、バッテリーの心配をせずに作業に没頭することができます。
PAOを拠点として活動する「PAOPAL(パオパル)」と呼ばれる学生サポーターは、Microsoft officeの基本操作を教えるオンラインセミナー等のサポート活動を実施しています。

  • Google Workspace
    オンライン授業のリアルタイム配信に使用されるGoogle Meetや、質疑応答などに利用できるGoogle Chat、複数人での共同編集作業に便利なGoogleドキュメント?スプレッドシート等のアプリが、PCやスマートフォンで使えます。
  • Microsoft office

    大学在籍期間中、課題やレジュメ、プレゼン資料作成に欠かせない Word、Excel、PowerPoint 等、Microsoft Office のソフトウェア製品(最新バージョン)を、個人所有の PC 等に無償でインストールできます。インストールできるデバイス数の上限は、1ユーザーにつき WindowsPC/Mac5台?タブレット5台?スマートフォン5台まで(計15台)です。

データサイエンス?AI教育プログラム(オープンバッジ)

本学では、多様な価値観や知に触れる教育を大切にしており、この理念を活かすため、2022年4月より、さまざまな学部?学科の専門教育までつながる「データサイエンス?AI教育プログラム」を設置しています。この教育プログラムでは、以下のような能力を学生のみなさんに身につけてもらうことを目指しています。(参考:データサイエンス?AI教育プログラム紹介動画

  • データやAIの特性を正しく把握し、その利点とリスクを評価し、課題解決に向けて適切なアプローチ方法を見い出す能力
  • 多様な学部教育による知識や価値観をベースに、人とのつながりを大切にした社会を実現するためにデータやAIを活用する能力

また、データサイエンス?AI教育プログラムを修了すると、レベルに応じた修了証と「オープンバッジ」が授与されます。
「オープンバッジ」とは、国際的な技術標準であるオープンバッジ規格に則った知識?スキル?経験のデジタル証明のことで、SNSやメールの署名、デジタル履歴書などに貼り付けて修得した能力や知識を可視化?証明することで、就職活動などで対外的にアピールできるようになります。

個々の学生の学習履歴を可視化することにより、多様性を尊重し個を活かす教育環境の推進を加速します。

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データサイエンス?AI教育プログラムオープンバッジ

入学前教育

自己推薦選抜等の特別選抜合格者を対象として、入学前に、各学部?学科の専門教育等の基礎となる通信教育や、学部独自の課題を出すなどの取組みを行っています。その中には、Web上で映像教材を閲覧できるものもあります。

Webポータルサイト KONECO

大学生活を送るうえでは、いくつかのWebサイトやシステムを利用することとなりますが、その中の主なものとして、KONECOというWebポータルサイトがあります。「授業の履修登録」をはじめとして、「個人時間割の確認」、「シラバス(授業内容)の閲覧」、「成績の確認」、「大学からのお知らせや休講等情報の配信」といった機能があります。

新図書館

2022年10月17日、駒沢キャンパスに新しい図書館が開館しました。新図書館は、2017年に建設された種月館(3号館)に続き、さらなる知の高度化と 図書館内に蓄積される「大学の知」を多方面に発信する新たな拠点となることを目指しながら、開館準備を進めてきました。施設設備等のハード面だけではなく、利用者サービス等のソフト面の向上も目指した計画とするため、データベースメニューの改修や、館内の混雑状況把握システムを導入し、ユーザビリティを向上させました。今後は、一部施設のオンライン予約システム等も導入を予定しています。館内の主要施設を360度のパノラマ写真で見ることのできる360°viewも公開していますので、ぜひご覧ください。

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(新図書館外観)

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