総合教育研究部
「総合教育研究部」長い名前ですが、これが私たちの部です。私たちは学部ではありません。ですから総合教育研究部を受験しようと思っても受けることはできません、また所属する学生もいません。こんなことを言うと、このホームページをご覧になった方は「何の関係もない組織なのか」と思われてしまいそうですが、じつは私たちは皆さんにもっとも身近な組織なのです。つまり大学では必ず一般教養や外国語、スポーツ科目を受講し、また教員を目指す人は教職課程を履修しなければなりませんが、そのときに皆さんに接するのが私たち総合教育研究部なのです。
総合教育研究部は、全部で7つの部門から成り立っています。それぞれの部門については、各部門紹介をご覧下さい。
総合教育研究部長からのメッセージ
総合教育研究部部長 河谷 淳 (2023~2024年度)
総合教育研究部は、人文/社会/自然/ライフデザイン分野の教養教育科目?宗教教育科目?外国語科目?保健体育科目などの全学共通科目、さらに、教職課程等の資格講座科目を主として担当する教員で構成されています。
担当科目には専門的な内容も含まれていますが、その多くは広い意味での「教養」にかかわっています。そうした科目は現代ではしばしば「リベラル?アーツ」と呼ばれることもありますが、そのような理念の源泉は、古代ギリシアの伝統を引き継いだ中世ヨーロッパの「自由学芸(artes liberales)」にまでさかのぼることができます。ここでの「自由」の意味合いについてはさまざまな理解の仕方がありえますが、そこでは文系と理系は必ずしも切り離されてはいませんでした。
私たちそれぞれが一人の人間として社会で暮らしていくなかでは、人生そのものに分野の垣根があるわけではなく、むしろ、さまざまな分野の知識やスキルを横断的?有機的に結びつけていくことが必要となる場面も多々あるでしょう。大学という場で皆さんにそうした結びつきを新たに発見してもらえるように私たちもお手伝いできればと願っています。
総合教育研究部の教員紹介
総合教育研究部の部門 & 各部門へのリンク
文化学部門
文化学部門は、西洋や東洋の哲学、論理学、倫理学などの哲学系の授業科目と、仏教と人間、宗教学、文化人類学などといった、宗教や文化について幅広く考察する授業科目を担当しています。
自然科学部門
自然科学部門では専任教員6人と非常勤講師が全学部?学科、全学年の学生を対象に教養教育科目自然分野の科目を担当しています。専任教員の専門分野は、天文学、地球物理学、地質学、生物学、化学、数学、情報科学となっており、自然科学の各分野をバランスよくカバーするようになっています。
教職課程部門
教職課程部門では、7人の専任教員と非常勤講師により、医療健康科学部を除く全学部の学生を対象に、教職課程、学校図書館司書教諭講座、社会教育主事講座の授業と、一般教養科目の一部を担当しています。
日本文化部門
文学?言語?芸能等の日本文化?日本言語文化に関する教養を深め、異文化にも理解を示すことができる柔軟な思考と、国際交流に資する多角的な知識、豊かな感性を養成することを目的とした教育研究活動を行っています。
スポーツ?健康科学部門
スポーツ?健康科学部門では、保健体育科目としてさまざまなスポーツ種目の実技や「健康?スポーツ論」という講義を担当しています。これらの授業では、スポーツを実践することの楽しさを伝え、健康や体力等に関する基本的な考え方を教示しています。
外国語第一部門(英語)
外国語第一部門は、駒澤大学の一般教養外国語英語を担当する教員で構成され、現在、14名の専任教員と115名の非常勤教員が所属しています。外国語の履修の仕方は、皆さんが所属する学部によって定められています。外国語の履修では英語の選択が義務付けられている学部もありますし、外国語科目の中から英語を選択できる学部もあります。その英語教育を一手に引き受けているのが、外国語第一部門です。
外国語第二部門
世界には、英語圏文化の他に、さまざまな文化圏が存在しています。私たち第二部門は、ドイツ語?フランス語?中国語?スペイン語?ロシア語?朝鮮語などの語学を通じて、各言語圏の社会や文化に触れ、幅広い教養と異文化理解を深められるよう、授業を行っています。